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2024-09-04

今泉のいえ

今泉のいえは、お寺へと続く坂道の途中、陽当たりのよい角地に建ちます。

南側に梨畑広がり、2階の寝室からは小さな富士山が望めます。

屋根が印象的な鳥瞰

建て主さんは、元気なお子さんとキャンプに行ったり、工作したり、ピアノを弾きながら歌ったり、毎日がにぎやかで楽しそうなご家族です。建築に詳しい旦那さんとは、打ち合わせもスムーズにすすみ、完成の模型もつくって頂きました。笑

玄関から室内を見る。

玄関の網戸から廊下を抜けて風が通り抜けます。左側の食堂に続く引戸は、奥様の希望で民家風に。右側には土間収納がつづきます。

食堂からキッチンを見る。

桧のカウンターにテーブル、キッチンの家具はヒノキクラフトさんにつくってもらいました。カウンター下には無印良品のチェストを設置、テーブルが引き出せるようになっています。シンプルなペンダント照明は、建て主さんがこだわって選んだもの。

食堂からデッキを見る。

食堂の延長でデッキが続きます。夜は壁の中にある障子を閉めます。外の木の塀は、人通りの多い道路の目隠しとなる高さとしています。

4.5帖ほどの外のデッキ

休みの日は椅子とテーブルを出してピクニック、夏はビニールプールを置いて水遊び。
物干し場とキッチンの勝手口にも続くので、日常生活にかかせないデッキです。

夜、外のガラリ戸から漏れる光の模様。

建て主さんが最後まで設置を悩んだ外のガラリ戸は、昼間は目隠しになり、夜は素敵な光の模様を演出してくれています。完成後、ガラリ戸つけて本当によかったーと笑顔で言ってました。

2階の寝室と子ども部屋をつなぐ廊下。

内部の左官の壁は、石膏に土と藁を混ぜたもの。なかなか味わい深い。

南側からの外観。

南側のデッキと玄関につづくポーチを深い軒がつなぎます。屋根の水平ラインが美しい外観をつくります。

夜景。

夜は、坂の途中で暖かい灯りをともす家となりました。

今泉のいえは、計画から完成までの間に、木材や資材の価格が驚くほど上がり、予算の調整、プランや材料の見直しなど何度も話し合いを重ねました。そんななかで、関係者のみなさまのご協力と、建て主さんの努力で無事に完成することができました。沢山の思いと汗と努力の詰まった愛着あるお住まいとなりました。

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