toggle
2019-05-17

富士の家

第27回静岡県住まいの文化賞 優秀賞・しずおか優良木材賞受賞

 富士のいえは、富士市の田んぼや畑が残るのどかな分譲地の一画に建ちます。南側には農業用の水路があり、田植えの時期になると水が流れ小魚が泳ぎ、涼やかな風が南北に流れます。

この土地を購入されてから、建て主さんの人生がめまぐるしく変わったそうです。結婚、出産、そして新しい住まい、いまは二人目のお子さんも生まれて、にぎやかに暮らされています。

アプローチに格子をつけることで、外からの視線を柔らかに遮ります

玄関の引戸をあけると、格子超しにやわらかい光が差し込みます。壁の中にしまってある網戸を出して家の中に風を通します。

吹抜けがある食堂が家の中心。

2階の子供部屋や寝室、ロフトにも声が届きます。

キッチン、食堂、デッキ、庭へと続く大開口を開けると、内と外がつながり視界が広がります。広めのデッキでご飯を食べたり、夏はプールをだして遊んだり、家族の楽しみも広がります。

2階のこども部屋。将来的に建具を入れて仕切れるようにしています。木のはしごをのぼってロフトへ。階段もありますが子どもたちは、はしごが嬉しそう。将来は洋服掛けにしてもらえたらいいなぁと思っています。

畳敷きのロフト。書斎でもあり、ここで寝転んで漫画を読むのが落ち着くそうです。包まれたこもり感。

コーナー型の薪ストーブ。座ったときの目線高さにあるL型のガラス面が炎を美しく見せてくれます。

”憧れた大開口の窓、ロフト、自然素材を採用し、家族全員この家が大好きと思い、ストレスなく生活していることが今一番幸せに感じることです。”

建て主さんからすてきなコメントを頂きました。この仕事をやってきて本当によかったなぁと思います。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です